塩水選(3/24・3/28)
よい米は よい苗から。
よい苗は よい種から。
種籾選びが 田んぼ仕事の最初の一歩。
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塩水に種籾を入れて沈んだ籾は、充実して良い種籾。
浮いた籾は取り除きます。
濃い塩水ほど、浮く籾が増えます。
塩水の濃さは、卵が半分浮く程度。
比重計で計って、うるち米は1.13、もち米は1.08の濃度。
黒米は、軽いので真水で同様に選別します。 |
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温湯消毒(3/25・3/28)
種籾についている病原菌をやっつけて丈夫に育つよう消毒をします。薬剤を用いずに、お湯で殺菌します。
60度で5分間。温度が高すぎたり、時間が長すぎると種籾が煮えてしまい、発芽しなくなります。
例年は、家の風呂でしていたのですが、今年は他所の機械を借りてしました。
水色の水槽内はお湯。お湯に入れていた種籾を取り出しているところです。写真の人物は、共同で作業をした知人。
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機械の操作パネル。水温を一定に保ってくれる農業機械。温湯消毒と、種籾の発芽をさせる、二通りの使い道。その名も「湯芽工房」。
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お湯漬けした後は、雪を入れた氷温の水で一気に冷やす。
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均等に冷えるように、水槽から上げ下げする。英明の手も冷える。
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浸漬(3/25〜)
その後種籾は一ヶ月近く浸水です。
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発芽までに累積水温が120度。累積水温とは、一日の平均水温×浸した日数で、求めます。
12度の水温なら10日。
10度の水温なら12日。
5度の水温なら20日。
いずれ芽は出るものの、冷たい水をゆっくりゆっくり吸水したほうが、丈夫な芽が出るそうです。
暖かくなる日など、たまに周りの雪を入れてあげます。 |
芽だし(4/24〜26)
32度前後のぬるま湯に1〜2日浸すと白い芽が出てきます。鳩の胸のように、ぷくんと籾が膨らみ、1〜2mm芽が出た程度が適当。
芽が揃ったら、一晩風呂蓋の上に上げ、蒸らしておくと芽はそれ以上伸びずに、根が同じように生え揃います。
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種まき(4/24〜26)
32度前後のぬるま湯に1〜2日浸すと白い芽が出てきます。鳩の胸のように、ぷくんと籾が膨らみ、1〜2mm芽が出た程度が適当。
芽が揃ったら、一晩風呂蓋の上に上げ、蒸らしておくと芽はそれ以上伸びずに、根が同じように生え揃います。 |
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苗代ナワシロ
苗を育てるための小さな田んぼ、苗代(なわしろ)を整え、そこに苗箱を並べていきます。
苗箱の上には、保温用に不織布とポリシートを二重にかけて、風で飛ばぬようしっかり埋め込みます。
除覆(5/6)
芽が出て、芽先がビニールにツンツンとあたるようになると、芽が焼けてしまわぬように、ポリシートをはぎ、不織布だけの覆いにします。
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