農家浦田

2007年4月7日 種籾が火事で消失


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去年に引き続き、稲の苗つくりは、友人のHと共同で播種と苗代を行います。

4月7日 種籾焼失

4月1日から7日まで、関東に住む父母たちへ孫の顔を見せがてら、
取引業者さんと今年度の打ち合わせへ行っていました。
英明は、生後間もない鶏のヒヨコの面倒を見るため、留守番。

帰宅早々、衝撃ニュースを英明から聞きました。

苗作りを共同でしているH氏の家が、昨夜、火事で焼失したというのです。

H氏の家は、同じ敷地内に親世帯が住む本邸と、H氏世帯が住んでいる新邸の2棟の家、その他、小屋が2〜3棟建っていたのですが、本邸と併設していた作業小屋が燃えてしまいました。

英明は、今朝、知らせを聞き、飛んで行ったそうですが、、、、

H氏も、H氏の両親もケガ等無く、何よりでした。

ただ、我が家の種籾も、H家で水漬けをしていたので、一緒に焼失。

今朝も、手伝いの声掛けがてら、夫ともにお伺いしてまいりました。
すっかり焼け朽ちているので、重機で壊すのみという状態でした。
我が家で手伝えることは、彼の分の苗の段取りをすることです。

種籾の手配はどうにかつきそうですので、
集まり次第、塩水選からやり直しをします。

10日ほど作業が遅れますが、なんとかなりそう。

どなたか、
みのるの成苗ポット苗箱を譲ってもよいという方がいらっしゃいましたら、
1000枚ほど探しておりますので、ご連絡いただけますでしょうか?

火事のあと   火事のあと

3月31日  塩水選

充実した実を種にするのに、軽い種籾を取り除くための作業が塩水選(ここらでは塩どりと言います)。

塩水に入れて、浮くような軽い種籾を、アミで掬いだします。

普通は塩水選の後に、温湯消毒をするのですが温湯消毒機械の都合上、逆の順番で行いました。

今年は、英明と、H氏、ちょうど来てくれていた助っ人Rくんの三人で塩水選。

私(優子)は、卵売りの都合で、作業に間に合いませんでした。

(ちなみに以前の作業の様子は >>こちら

3月30日 温湯消毒

稲の種に病原菌がついていると、生育途中で病気にかかりやすくなります。

そこで、種籾の段階で病原菌を消毒します。

薬剤で殺菌するのが一般的ですが、農薬を使わずにするための方法が温湯消毒です。

60度ほどのお湯に7分つけて殺菌します。

種籾の入ったメッシュ袋
 

稲の種籾が入っているアミ袋。

     

 

種籾袋をメッシュの箱に入れて

 
温湯消毒のケースにるに入れる
     

湯の中へ

  メッシュ箱を60度に保った湯の中へ入れる
     
蓋を閉めて待つこと7分
 

蓋を閉める

     
ザバッ
 

〜7分後

      ザバッ!

     
湯から上げる
 
籾を湯から上げる
     
冷水へ
 

熱くなった種籾をそのままにしては
病原菌だけでなく種籾自体も死んでしまい
発芽しなくなってしまいます。

雪を入れて氷温にした冷水の中へ、
急いでジャボン。

     

いっぱい浸かりました。

  いっぱい冷水の中

 

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